日本の通貨当局、日銀に目を移してみましょう
日銀には、外為平衡操作局という専門の部隊がおり、
彼らが円の暴落や急騰を緩めています。
それが国内外の企業経営や外国政府の運営が平常どおり遂行されるのを支えています。
地政学リスクや各国の金利動向、財政状況や株価インデックスの影響を
ソフトランディングさせているのです。
しかし、テロのような地政学リスク、あるいは以前のアルゼンチンのような財政破綻や
金融危機があると、あっという間に円が売られ、
当局もコントロールできないかも知れません。
こうなると為替取引はボラが高くなり、厳しいリスクにさらされることになります。
ここは、ヒストリカル・ボラティリティで捉えることのできない、
5%程度の確率で起こりうるリスクとなります。
こうしたことは滅多にありませんし、十分に前兆もありますから、
日常はぜひコントロールされた環境の中で、様々なFX取引を行ってください。