移動平均線でトレンドを読む
アナタがお使いのチャートにも必ずあるテクニカル指標が移動平均線です。
これはなんに使うのかというとトレンドを読む時に使います。
使い方としては、まず2本の移動平均線を設定します。
期間の設定が出来るので5日間と25日間に設定しましょう。
このように短期と長期の移動平均線を使うことで、
短期的なトレンドと長期的なトレンドを読むわけです。
見方としては、短期、長期ともに右肩上がりで、ローソク足も移動平均線よりも
上にある場合は、基本的にはあげトレンドにあるといえます。
逆に短期も長期も右肩下がりで、ローソク足も下にある場合は、
下げトレンドといえます。
また、短期と長期の移動平均線が交差を繰り返していて、
ローソク足もその移動平均線を上下している場合は、持合相場にあるといえます。
このような感じで今のトレンドを読むわけです。
また、移動平均線はトレンドの反転を読む場合にも使えます。
短期の移動平均線が長期の移動平均線を上抜けした場合は、
上げトレンドに変わりやすい、逆に下向きぬけをした場合は下げトレンドに
変わりやすいといえます。
この時、交差した後の移動平均線の向きにも注意してください。
短期移動平均線と長期移動平均線の向きがそろえば、
向いた方向に相場が動いていく可能性が高くなります。
このように移動平均線は今のトレンドやトレンドの反転を読むのに使えるのですが、
これに先ほどのローソク足の見方を加えるとさらに精度が増します。
例えば、短期、長期移動平均線も上向きで、ローソク足も上にあるとします。
ここだけをみると、相場は上げトレンドなわけですから、
エントリーするならロングポジションですよね。
ですが、その状態で長い上髭をつけたローソク足が出たとします。
となると、そこから反転してくる可能性が高くなりますよね。
なので、ロングをするのは少し危険かもしれません。
高値つかみになる可能性があります。
むしろ、その後のローソク足の出方をチェックして、下げのサインが出れば、
ショートでエントリーする方が懸命ですね。
このように移動平均線とローソク足の組み合わせで、
今後の相場がどうなるかをより正確に予測することが出来るようになります。