どこの通貨を選ぶのか
では、どこの通貨を購入するかですが、
世界の通貨にはそれぞれ特色がありますので、
ポイントを押さえてご自分の計画にあったものを選びましょう。
・米ドル
現在の世界の基軸通貨です。
石油などさまざまな取引がドル建てで行われているため、流通量も世界最大。
アメリカの財政や軍事などのニュースが為替相場にも大きく影響します。
アメリカについては日本でもさまざまなニュースなどで情報を知ることができるため、
外国為替証拠金取引(FX)でも比較的投資しやすい通貨と言えます。
・ユーロ
EUの単一通貨です。
ユーロ圏の総人口、GDP、貿易高などがアメリカにも匹敵しているため、
ドルに次ぐ基軸通貨となるとも言われています。
しかしEUの財政政策は国別に行われているため、
参加国別の経済情勢にも注視しましょう。
・ポンド
イギリスの通貨ポンドは、高金利で短期的な値動きが大きく、
投資対象としてはハイリスク・ハイリターンに分類される通貨です。
投機筋が好んで取引をする傾向があります。
イギリスが産油国であることから、原油の価格にも大きく影響を受けます。
・オーストラリアドル(豪ドル)
高金利で日本でも外貨預金などで人気の高い通貨です。
オーストラリアは鉱物資源も豊富で、今後はアジア諸国との貿易機会も拡大すると
言われ、継続的な成長が見込めると言われています。
・ニュージーランドドル(NZドル)
オーストラリアドルと同じく高金利で日本では人気のある通貨です。
オーストラリアが最大の貿易国であることから、
オーストラリアドルと似た値動きをすると言われます。
ただ、ニュージーランドは慢性的な赤字体質も指摘されているので、
経済指標の発表などには注視する必要がありそうです。