ファンダメンタル投資の長所と短所
ファンダメンタル投資の長所は、
「わかりやすさ」と
「企業の本来の価値を評価する事が出来る。」という事です。
誤解して欲しくないのが、
「わかりやすさ」とは「この投資方法をとればすぐ儲けられます。」
ということではありません。
むしろ、
「ちゃんと理解すれば、自分の中で投資判断をする時にしっくりくる。」
とでも言うべきでしょう。
ファンダメンタル投資は企業の価値を自分で判断し、
市場での評価が割安であると判断したときに購入し
本来の価値に市場が値段を付けた時に手放すというのが基本になります。
そのため、短期的な株価の上下に左右されず利益を出すことが出来ます。
この点は実際に投資をする際には大きなメリットになります。
つまり、一度株を買ってしまえば毎日株価を追いかける必要もなければ
一時的な株安に胃を痛くする必要もないのです。
さらに、株式を長期に保有することによって
その会社の安定や成長を助けます。
ちなみに、ファンダメンタル投資で有名なウォーレンバフェットは、
ここ十数年、フォーブス誌の億万長者番付にて、
ビルゲイツに続いて2位に常にいる人物です。
続いて、
ファンダメンタル投資の短所は、
短期的には損をしてしまう可能性があること
(これはテクニカル投資でも同じですが)。
また、企業分析に時間がかかる、
株を長期保有できるだけの資金が必要といったとろこでしょうか。
ちなみにテクニカル投資の長所と短所は以下
・テクニカル投資の長所
短期的に、大きく利益を上げることが可能。
比較的小さな金額から始めることができる。
・テクニカル投資の短所
企業価値の本質を見ていない場合が多い。
その為、往々として、マネーゲーム的になる場合がある。
短期的に大きな損失を出す可能性がある。
株価の短期的な上下に一喜一憂し疲れる。
市場が動いている時間帯=一般的な社会人の勤務時間にあたるため、
会社勤めの方には毎日ケアすることが難しい。
逆に言うと、勤務時間内に株価が気になって
本業に身が入らなくなるなんていうことも。