為替のプロはどのようなツールを利用しているのか
ロイターのXTRA3000という情報端末から、
発注をするシステムに直結しています。
ロイターは、為替に強いメディアとして、プロの間で業界標準として利用されています。
また、通貨オプションの取引に使うデータは、FENICSというツールを利用して、
理論価格を算出します。
さらには、自分で複雑なExcelのシートを作成し、Bloombergやロイターの情報端末の
リアルタイムデータを、直接Excel上で動かして、
リアルタイムに自分の持っている通貨ポジションを管理しています。
Excelも単純にSUMや四則演算をするのではなく、
金融のプロ用の関数を専門業者から購入して、Excelにインストールし、
オプションやスワップに関わる計算をより簡単に行えるようにしています
(それでも素人にはまったく分からない世界・・・)
どれも非常に高いです。
情報端末であれば月額で20万とか、
計算ソフトウェアであれば100万円〜1000万円はします。
これは銀行や為替ブローカーや商社が行うレベルの話で、
個人はどうすればよいのでそしょう。
個人では外為ドットコムのような個人向けサービスを利用して外為証拠金取引、
為替先物取引をするのが普通です。
あるいはスワップや通貨オプションの取引を行う個人投資家もいらっしゃいます。
いずれもレバレッジをかけている点では先述のプロの世界に共通しています。
しかし考慮するパラメーターは比較的少なくて済みますから、
緻密に変化を追い続ける胆力があれば、取り組む価値はあるでしょう。